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小児がんの治療最前線〜長期フォローアップと晩期合併症〜

2018.05.25

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日本小児がん研究グループ(JCCG)では『治療サマリー』を作成し、所属する医師が患者や保護者に渡します。

そこには治療を受けた病院や担当医の名前、診断日、治療開始日、診断時や治療終了時の年齢、終了時の本人への病名の開示の状況、治療内容、治療に使った抗がん剤の名前と総量、合併症の内容や程度(グレード)、放射線療法の方法や照射量、長期フォローアップの計画などが記入されます。

「正確な診断病名とともにこれらの項目を初回の治療時からまとめておくと、晩期合併症の予測、早期の発見、対応に役立ちます」(松本さん)。


治療記録は患者自らが治療や人生を選択するためにも重要です。「長期フォローアップの最終目標は患者さんの自立を助けること」と松本さんは語ります。

■参考になるサイト


● 国立がん研究センター
「小児がん情報サービス 長期フォローアップと晩期合併症」

https://ganjoho.jp/child/support/aftercare/aftercare02.html

● 国立成育医療研究センター 小児がんセンター 長期フォローアップ外来
https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/cancer/followup.html

● 特定非営利活動法人 日本小児がん研究グループ
「長期フォローアップについて」

http://jccg.jp/about/clinicalresearch_list/tyouki-fu/

● 公益財団法人 神戸医療産業都市推進機構
「がん情報サイト/PDQⓇ日本語版/小児がん治療の晩期合併症(晩期障害)」

http://cancerinfo.tri-kobe.org/pdq/summary/japanese.jsp?Pdq_ID=CDR0000373791

● 特定非営利活動法人 サクセスこども総合基金 CureSearch日本版
「小児がんの治療による晩期合併症」

http://www.childrenscancers.org/968

Information

国立成育医療研究センター

東京都世田谷区大蔵2-10-1

    松本公一(まつもと・きみかず)さん

    松本公一さん

    1987年名古屋大学医学部卒業後、名古屋第一赤十字病院などを経て、2013年から現職。専門分野は小児血液・腫瘍学、特に神経芽腫、造血細胞移植。
    「家庭画報」2018年6月号掲載。
    この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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