週末の夕食は、ビールを飲みながら、というスタイルの人も多いかもしれません。そんなときには、おつまみにもおかずにもなるメニューが重宝しますよね。オススメなのが、バリエーション豊富で手軽に作れる小鍋です。
本日紹介する「韓国風すきやき鍋」は、調味料で味つけした牛肉と白菜、生しいたけ、にんじん、せりなどの具材を細切りにして小鍋に放射状に並べ入れ、中央に生卵を落とし、めんつゆでぐつぐつ煮た一品です。味がよくしみ込んだ細切り具材に半熟の卵をつぶして混ぜ合わせながらいただきます。「しっかり味」だから、お酒にぴったりですよ。大庭英子さんの『ぜんぶ小鍋』より。
【材料 1人分】
・牛薄切り肉(焼肉用/細切り) 100g
・A [酒、しょうゆ 各大さじ1/2/ごま油 小さじ1/一味唐辛子 少々/にんにくのみじん切り 少々/ねぎのみじん切り 大さじ1]
・白菜(4~5cm長さ、縦3~4mm幅に切る) 2枚分
・生しいたけ(軸を除き、薄切り) 3枚分
・にんじん(せん切り) 4mm分
・卵 1個
・一味唐辛子、いり白ごま 各少々
・めんつゆ(ストレート) 大さじ3~4
・せり(4~5cm長さに切る) 適量
【作り方】
1:ボウルに牛肉を入れ、Aを加えて混ぜ合わせ、下味をつける。
2:すき焼き鍋にごま油(分量外)をぬり、1と野菜を放射状に並べ入れる。具材の中心に卵を落とし、一味唐辛子、ごまをふり、鍋肌からめんつゆを注ぐ。
3:2を中火にかけて煮立ってきたら、ふたをして野菜がしんなりするまで煮、せりをのせる。
具を切って煮るだけの鍋料理は、とっても簡単。肉や魚にたっぷり野菜を組み合わせれば栄養バランスがよく、おかずと汁ものが合体しているから晩ごはんはこの1品でOKです。本書ではとくに、少ない食材で作る1~2人分レシピを中心に、48品の小鍋をご紹介。味つけも和・洋・中・エスニックとバリエーション豊かで、毎日作っても飽きません。新書サイズなのでかばんにすっぽり入って、電車の中で開きやすいのも特徴です。
大庭英子(著)
定価:本体1,100円+税