ちょっと変わり種のレシピを教えてくれるのは、『まいにち、サラダ』の著者にして世界的な料理プロデューサーの狐野扶実子さん。生のせん切りキャベツを使ってサラダ感のある軽い“お好み焼き”に仕立てたこのサラダは、狐野さんがかつて監修していたパリの「ラ・テラス」で人気のメニューだったそう。実は、調理場ではお好み焼きをじっくりと焼いている時間がなかったために、苦肉の策で編み出されたメニューなのだとか。
市販のお好み焼きの粉を溶く水量は、表示の割合より若干少なくし、生地の濃度をやや高めにします。本レシピでは中濃ソースを使いましたが、お好み焼きソースやウスターソースなどでもお試しください。仕上げに、お好みでエシャロットビネグレットまたはオニオンドレッシングをかけて召し上がれ。フォークとナイフを使うと食べやすいですが、お箸を使う場合は、パンケーキ状の生地を食べやすく切っておくといいですよ。
【材料 2枚分】
・お好み焼きの粉(市販のもの) 60g
・卵 1個
・キャベツのせん切り(細) 100g
・えび(ブラックタイガーやバナメイえびなど) 4尾
・片栗粉 適量
・玉ねぎ 1/4個
・豚ばら肉の薄切り 100g
・塩、白こしょう(粉) 各適量
・サラダオイル 適量
・マヨネーズ 大さじ1~2
・中濃ソース 大さじ2~3
・すりごま 大さじ1と1/2
・炒った乾燥桜えび 大さじ2
・エキストラバージンオリーブオイル 小さじ2
・揚げ玉 大さじ2
・ゆで卵(細かく刻んだもの) 1個分
・紅しょうが 30g
・焼きのり(または青のり) 適量
■エシャロットビネグレット(作りやすい分量)
・ベルギーエシャロットのみじん切り 15g
・赤ワインビネガー 大さじ1と1/2
・塩 小さじ2/3
・サラダオイル※ 50g
■オニオンドレッシング(作りやすい分量)
・新玉ねぎのすりおろし※※ 大さじ1/2
・米酢 大さじ1と1/2
・塩 小さじ2/3
・サラダオイル 60g
※フランスではサラダオイルの代わりにピーナッツオイルもよく使われる。またヘーゼルナッツオイルなどを少量加えると風味に深みのあるビネグレットに。
※※新玉ねぎ以外を使う場合は、淡路産の玉ねぎなど生食に向いた辛みの少ない玉ねぎがおすすめ。