今年こそ手に入れたい！憧れの「おでかけ浴衣」

シックな絹紅梅（きぬこうばい）なら観劇や集いの場へも

絹の地織りに綿糸を格子状に織り込んだ「絹紅梅（きぬこうばい）」は、張りのある素材感と透け感が涼しげな大人浴衣の筆頭。半衿と足袋にお太鼓帯で夏きものとしておでかけできます。おすすめの一枚は、江戸小紋と同様の手法で型をおき、しごき染めした藍色の乱れ格子です。着回しのよさは、まさに江戸小紋級。波に舟と柳の江戸情緒あふれる白地の麻の九寸帯とのコーディネートで、都会的なきもの美人の完成です。

白地に藍が映えるワンピース感覚の綿紅梅

気軽に夏を愉しむ大人の浴衣なら綿紅梅（めんこうばい）を。半衿と麻の八寸帯で食事会へ。気軽な集いには半衿をせずに兵庫帯（へこおび）をお洒落に締めてドレスダウン。カジュアルなワンピースの感覚で装いを楽しめます。

初心者に嬉しい！
２本づかいも素敵な小千谷縮（おぢやちぢみ）の兵庫帯

帯結びの億劫さから解放される楽な兵庫帯が欲しかった！　お太鼓風にも結べる張りのある素材はさすが老舗の「竺仙」。帯締めと帯留めできもの風に、２本づかいで個性的に。大人の兵庫帯で手持ちの浴衣も一層活躍しそうです。

愛好家におすすめしたい
次なるお洒落浴衣は松煙（しょうえん）染めの奥州小紋

普通の浴衣よりも少し長い期間着られるよう「竺仙」が開発した紬地の奥州小紋から、松煙染めの乱菊模様をセレクトしました。写真は白い兵庫帯にスワロフスキーの帯留めで。