【問題】
江戸三大祭りといえば、「神田祭」、「深川祭」、あともうひとつは?
江戸三大祭は、江戸時代から伝わる東京の祭りで、神田神社(明神)の「神田祭」、富岡八幡宮の「深川祭」、日枝神社の「山王祭」があります。
東京・日枝神社は、江戸城及び徳川将軍家の産土神として、祭礼にも徳川幕府の保護が与えられました。
「山王祭」の山車やお神輿は江戸城内へ入ることを許され、3代将軍家光以降は歴代の将軍が上覧拝礼する“天下祭”として盛大をきわめたそうです。
「山王祭」の中でも有名なのは隔年開催される「神幸祭」で、今年は開催の年(6月8日)にあたります。
山車やお神輿といった総勢500名からなる300mの祭礼行列が、日枝神社~皇居前~丸の内~銀座界隈を練り歩く様は圧巻です。
江戸城内入御の名残から、現在も皇居坂下門にて神符の献上及び参賀を行います。
この「神幸祭」は、神田明神の「神田祭」と隔年で交互に行うことになっています。
これは江戸時代の日枝神社の氏子町のなかには神田明神の氏子を兼ね「神田祭」にも参加しており、費用負担を軽減するためといわれています。
「山王祭」期間中、境内では納涼大会をはじめ江戸時代の伝統芸能である邦楽や献茶などの行事や、夏越稚児祭りなどが行われます
【答え】江戸三大祭りの筆頭、日枝神社の「山王祭」です。
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写真・取材協力/日枝神社 文/磯 由利子