旬のアスパラガスを焼いて、塩とパルミジャーノ、ミニョネットを振りかけた、シンプルな料理です。ミニョネットとは粒の黒胡椒を包丁や瓶の底などで粗くつぶしたもののこと。ひと粒の黒胡椒をだいたい1/8くらいにつぶせばOKでしょう。
ポイントは、アスパラガスを焼く際に、イタリア料理の基本のニンニクオイル、「アーリオ・オーリオ」を使うこと。このオイルを使うと、塩だけで調味した野菜のグリルも味が単調にならず、オイルに凝縮されたニンニクの香りと旨みが味わいを深めて、あと引くおいしさになります。
できたニンニクオイルは濾して使い、常温で2 週間保存がきくニンニクオイルは、野菜や肉、魚、パスタなどあらゆるレシピに活用が可能。常温で1週間保存ができるニンニクチップは、そのまま料理やトーストに振って食べてもいいですし、ペペロンチーノのソースに溶かすとソースが乳化してパスタによく絡みますよ。東京・小石川の人気イタリアン「シンプル リトル クチーナ」佐藤夢之介シェフのレシピです。
【材料 2人分】
・アスパラガス 6~10本くらい
・パルミジャーノ(すりおろし) 50gくらい
・ミニョネット(粗びきの黒胡椒) 少々
・塩(エミリア・ロマーニャ)※ ひとつまみ
■ニンニクオイル(作りやすい分量)
・ニンニク 一房
・エキストラバージンオリーブオイル 500cc
※エミリア・ロマーニャ州産の甘みのある粗挽き塩。他の粗挽きの塩で代用可。