【問題】
ホテルの朝食メニューのコンチネンタルブレックファスト、アメリカンブレックファスト、イングリッシュブレックファストの違いを知っていますか?
ホテルでの朝食時、メニューで悩んでしまうことありますよね。
「コンチネンタルブレックファスト」は、ヨーロッパ風の朝食スタイルで、「コンチネンタル」とは「ヨーロッパ大陸」を意味します。
バターなどを添えたパンと、ジュース、コーヒー(紅茶)などの飲み物だけのシンプルな内容です。
国やホテルによって、コールドミートやチーズなどが添えられる場合もありますが、保温が必要な火を通した温かい料理はつきません。
そもそもラテン民族の国(フランス・イタリア・スペイン)ではお昼寝(シエスタ)の習慣があり、夕食の時間帯が遅く、食事に時間をかけるライフスタイルだったため、朝食は軽く済ませる傾向になったようです。
そして、「アメリカンブレックファスト」は、アメリカ風の朝食スタイルのこと。
パンと、ジュース、コーヒー(紅茶)などの飲み物といった上記コンチネンタルブレックファストに、卵料理(オムレツ、目玉焼き、スクランブルエッグ、ゆで卵など)や、肉料理(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)といった火を通した温かい料理が加わります。
フルーツやサラダが加わる場合もあり、パンの代わりにパンケーキやワッフルになることも。
最後に、「イングリッシュブレックファスト」は、イギリス風の朝食スタイル。
基本はアメリカンブレックファストと同じで、パンと、ジュース、コーヒー(紅茶)などの飲み物に、卵料理や肉加工品(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)があり、さらに野菜料理や魚料理なども加わり、かなりのボリュームに。
野菜料理には、焼いたトマトやマッシュルーム、またはハッシュドポテトなどのじゃが芋料理、ベイクトビーンズ(いんげん豆の煮込み料理)といった豆料理などが供されます。
パンはフライドブレッドという、揚げた食パンを用いる場合も。それらが一つの皿にセットされます。
もともとは、18世紀後半の産業革命で労働者が朝早くから働くために、朝食をしっかりとったためといわれ、「イギリスで一番おいしい料理は朝食」と、ジョーク混じりに言われるほどです。
【答え】
洋風朝食の3つのスタイルで、ごく軽いものから、しっかり充実した内容までのこと。
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写真/PIXTA 文/森山弥生