【問題】
「お疲れ様」と「ご苦労様」、どのように使い分けていらっしゃいますか?
相手をねぎらう言葉の一つに「ご苦労様です」があります。特にビジネスシーンにおいて「ご苦労様」は、上司が部下に対して用いるものとされ、目上の方に用いるのは失礼です。
一方、同じねぎらいの言葉として「お疲れ様です」は、同輩や目上の方に対して用いてよいとされています。
ただし、目上の方のご意見として、「会社に戻った時に疲れていないのにお疲れ様と言われるのには違和感を覚える」と伺ったことがあります。
「お疲れ様でした」を用いないことが望ましいと思われる時は、「お帰りなさいませ」などとお伝えするとよいかと思います。
このように「ご苦労様」と「お疲れ様」を比べてみると、どなたに対しても「お疲れ様」を用いるほうが人間関係が円滑になることもあるでしょう。
「了解しました」も目上の方には失礼なことば遣いです。代わりに「承知いたしました」を用います。謙譲語と尊敬語にも気をつけましょう。
【答え】「ご苦労様」は上司が部下に対して用いる、「お疲れ様です」は同輩や目上の方に対して用いてよい。
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写真/PIXTA 文/小笠原敬承斎(小笠原流礼法宗家)
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