「トミタテキスタイル」で選んだ「ピエール フレイ」の生地でカスタムメイドしたパネル状のクッションウォール。ベッドのサイズや部屋面積、天井高を考慮して大きさを決めた。横長のクッションやボルスタークッションのカバーもトミタテキスタイルで製作してもらったもの。Tips2
多彩なベッドリネンが合うような色柄を選ぶ
クイーンサイズのベッドに用いたクッションウォールのサイズは幅約122×高さ約200㎝。
さまざまなベッドリネンと合わせることを考え、個性が強すぎるものは避け、凹凸のあるエンボス模様の光沢がある生地を選びました。
「以前使用していたベッドにはヘッドボードがついていましたが、ファブリックを楽しみたいと考えて、現在はフレームだけのシンプルなものにしています。ヘッドボードがないぶん、ピローなどで遊べる幅が広がりました。気分によってベッドリネンを替えていますが、クッションウォールの共布でボルスタークッションのカバーを作っておくと、統一感が出てまとまりが良くなります」
ベッド横のチェストの上に置かれた、心癒される愛らしい姿の唐人形は、祖父の形見。お守り代わりにいつも寝室に置いているという。壁に掛かっているのは、京都の「てっさい堂高台寺店」で見つけた古画。もう片方のベッドサイドで毎夜多美保さんを見守っているのは、知人からもらった1㎝ほどのガネーシャ像。Tips3
ベッドサイドには心落ち着くデコレーションを
ベッドの横に置かれているチェストに目を向けてみましょう。
左右対称に置かれているのは、直線を生かしたフォルムが美しい、世界的に活躍するインテリアデザイナー、カトリーヌ・メミ氏のテーブルランプです。
その柔らかな光に照らされているのは、多美保さんを穏やかな眠りへと誘ってくれる、心落ち着くデコレーション。
祖父が大切にしていたという中国の人形とランの花を生けた籠が、バリのアマンダリで見つけた籐のトレーテーブルの上に置かれています。
「眠る時にスマートフォンを置くベッドの周りは、ふとした瞬間に手が当たることもあるので水気のあるものを避けています。でも、ちょっと植物を飾りたいなとも思いますよね。こういった場所には、水に挿しておかなくてもいい、根付きのランやエアプランツがおすすめ」なのだそう。
壁に掛けたのは、ふわりと舞う1羽の胡蝶が描かれた古画。
多美保さんが良く訪れるインテリアショップ「リビング・モティーフ」で見つけた、マグネット式で上下に木製の棒で絵を挟んで飾れる便利なグッズを使って、掛軸のようなスタイルで飾っています。