本日は、イタリアの定番アンティパストであるペペロナータをご紹介。パプリカを表面に焼き色がつくまでローストして皮を取り除き、短冊切りにした実をマリネ液に浸けた冷たい前菜です。一般的にはアンチョビやニンニクを使うことが多いのですが、今回はパプリカだけで作るため、パプリカのおいしさを引き出すことがポイントになります。そのためには、パプリカから出てくるたくさんの水分をすべて使うことが重要。パプリカの皮をむくときは液体がこぼれないボウルなどの中で作業し、出てきた水分はあまさずマリネ液と合わせて使いましょう。
本レシピでは短冊切りにしていますが、細かくカットすれば冷製パスタにも使え、ミキサーで攪拌すれば、パプリカのピュレとしてそのまま魚料理のソースにもなりますよ。パプリカの新しい魅力に目覚める一品。人気のイタリアン「シンプル リトル クチーナ」佐藤夢之介シェフのレシピです。
【材料 2人分】
・パプリカ(赤)、パプリカ(黄) 各1個
・ムラメ(紫芽)またはイタリアンパセリ 適量
■マリネ液の材料
・シードルビネガー 大さじ1
・シェリービネガー(なければ白ワインビネガー) 大さじ1
・玄米水飴 20g
・塩(エミリア・ロマーニャ※) 2g
※イタリア、エミリア・ロマーニャ州産の甘みのある粗挽き塩。他の粗挽きの塩で代用可。