【作り方】
1:パプリカの表面にまんべんなくオリーブオイルを塗って(分量外)、まるごと230℃のオーブンに入れる。途中ひっくり返し、表面に焼き色が付くまで20~30 分ほどローストする。
2:パプリカが焼けたら、熱いままボウルに入れて、蒸気を逃がさないようにしっかりとラップをして1時間くらい蒸らす。
3:パプリカが冷めたら、ボウルの中で皮と種、軸を取り除き、1~2cmくらいの幅で短冊切りにしておく。ボウルに残ったパプリカから出てきた水分は、種などを濾し、鍋に移す。
4:3のパプリカの水分が入った鍋を火にかけ、1/3くらいまで煮詰める。煮詰まったら、マリネ液の材料をすべて入れ、ひと煮立ちさせる。
5:4と3の短冊切りにしたパプリカを合わせ、冷蔵庫の中で一晩寝かせる。お皿に盛り付け、ムラメを散らす。
著者は東京・小石川のイタリアンレストラン「シンプル・リトル・クッチーナ」オーナーシェフ。料理は野菜が中心で、肉、卵、チーズ以外の乳製品を使いません。しかし肉好きが敬遠する「健康そうだけど物足りない料理」ではなく、肉好きをも満足させる充実した美味しさが特徴です。秘密は昆布だしをはじめとするだしの使い方にあります。かといって和風イタリアンではなく、「佐藤夢之介のイタリアン」としかいえない料理なのです。四季のレシピをお楽しみください。
佐藤夢之介(著)
定価:本体1,500円+税