初夏から初秋にかけてが旬のいんげん。ビタミンB1・B2・Cのほか、鉄分、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが多く含まれ、食物繊維やβカロテンも豊富な野菜です。さらに注目したいのが、9種類の必須アミノ酸がすべて含まれている点! 人間の体内で十分に作られない栄養素がひとつの食材でバランスよく摂取できるのはうれしいですよね。
この栄養たっぷりのいんげんを、卵白入りの衣をからめて揚げものにしてみましょう。卵白はツノが立つ程度に固く泡立て、ここに粉ベースの生地を1/3ずつ粉と混ぜていくことで軽い仕上がりになります。最後は粉の入ったボウルに生地を戻すのがポイント。サクッとふんわり軽い口当たりで、野菜をダイナミックに味わえます。人気のポルトガル料理店「クリスチアノ」佐藤幸二シェフのレシピです。
「卵白は冷やしておき、泡立て器をゆっくり動かすときめ細かいメレンゲに。生地は揚げる直前に作ること」(佐藤シェフ)。
【材料 2人分】
・モロッコいんげん※ 6本
・小麦粉 適量
・揚げ油 適量
・オレンジ(半月切り) 適宜
■ベニエ生地(作りやすい分量)
・A [小麦粉 80g/ベーキングパウダー 0.8g/パプリカパウダー 1.6g/塩 1g]
・オリーブ油 16g
・卵白 24g
※平さやいんげんの一種。さやいんげんなどでも可。