ゲストを温かくもてなす、伯爵家のアフタヌーンティー
ハイクレア城の伝統的なアフタヌーンティーのセッティング。
アフタヌーンティーは、サンドイッチやスコーン、焼き菓子、熟したいちごに純白のクリームなどが定番メニュー。
加えて熱々の紅茶がなみなみと入ったポットを用意し、客人が何杯でも紅茶をお代わりできるようにします。
ホテルでは3段トレイが一般的ですが、城では代々伝わるアンティークの陶器皿などが使われ、丸テーブルいっぱいに広がるように供されます。
レディ・フィオーナが、当日の朝に庭から摘んだバラの花々がテーブルの真ん中に、アクセントとしてあしらわれます。
カナーヴォン家の人々とゲストは、優雅なミュージックルームでアフタヌーンティーを楽しむのが常。
ドラマ『ダウントン・アビー』では、グランサム家の人々がライブラリーで紅茶を楽しむ様子はおなじみでしたが、実際のカナーヴォン家では居間やミュージックルームでアフタヌーンティーを楽しむのが日常。
というのも、この2つの部屋の大窓からは、なだらかな緑の丘の広がりを愛でることができるからです。日の長い夏は、明るい日差しが燦々と差し込んできます。
客人の好みを考えながら用意される厳選された紅茶。
泊まり客が城に到着するのは、大抵金曜日の午後4時。まさに伝統的なお茶の時間です。
アフタヌーンティーは到着した日だけでなく、ゲストが帰路につく日まで、毎日午後4時に用意されます。ちなみにディナーは8時過ぎです。
お茶の種類はゲストの好みに合わせますが、レディ・フィオーナの好みは、朝はブレクファスト・ブレンド、午後はアール・グレイ、そして風邪をひいた時にはレモンと生姜のお茶です。
根っからの紅茶党のレディ・フィオーナ。