【問題】ダイヤモンドなど宝石の重さを表す単位「カラット(ct)」について、正しい説明はどれでしょう?
(1)人工の重量で0.2gを1ctとした
(2)カロブという植物が語源
(3)カラットという人が決めた
答えはなんと2です。通称カロブ(キャロブ)と呼ばれる植物の種が、異常なまでに1粒の重量が均一なので秤の錘り(分銅)にした、という伝説からカラットという言葉が使われたということになっています。
この古い時代のカラットの実際の重さは、国や都市によって異なり、だいたい195~205mgとさまざまでした。
それでは実用上困ることが多かったために、次第に各国で200mg、つまり0.2gに統一され、今ではメートル法によって1ct0.2gに制定されています。
カラットよりも小さい単位は、ポイントと呼ばれ1ct=100ポイント、ですから日本の婚約指輪の平均重量である0.2~0.3ctのダイヤモンドは、20~30ポイントの石ということになります。
【答え】(2)
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写真/PIXTA 文/山口 遼(宝石・宝飾史研究家)