【問題】 「ヒマワリは太陽を追いかけて咲く」マルかバツか?
青空の下、元気いっぱいに咲くヒマワリ。
漢字では「向日葵」と書き、英語でも「sunflower」というように、ヒマワリが太陽の花であることは世界共通の認識のようです。
さて、「ヒマワリの花が太陽の方向に向いて咲く」というのは本当です。
正確には太陽の影響を受けるのは、花ではなく茎です。茎の中にあるオーキシンという成長ホルモンは、太陽が当たらない側に多く集まり、濃度が高くなると茎が成長する仕組みになっています。
その結果、太陽が当たらない側の茎は短くなり、茎の先端に咲く花は太陽の方向に曲がります。
それが、ヒマワリがいつも太陽の方向を向いて咲くメカニズム。
しかし、その現象は成長ホルモンが分泌する生育期の花に起こるもので、生育が終わってしまった花には起こりません。
同じ畑のヒマワリでも太陽の方向を向いていない花があるのはそのためです。
じつは、その現象はヒマワリに限って起こるものではなく、同じ時期に咲くマリーゴールドやニチニチソウなども、成長期の花は太陽を追いかけて咲いているのです。
ヒマワリの花はとても大きく存在感があるので、その現象がよく目立つのでしょう。
【答え】○
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写真/PIXTA 文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)