【問題】
「フルーツトマト」が普通のトマトに比べて小さいのはなぜでしょう?
トマトが美味しい季節がやってきましたね。
「フルーツトマト」と呼ばれるのは甘みの強い高糖度トマトのことです。
トマトは実のサイズから、大玉、中玉、ミニトマトの3つに分類されますが、フルーツトマトの栽培に利用されているのはじつは大玉トマトであることが多いのです。
トマトの糖含有量を高めるには、ぎりぎりまで水分を少なく制御して栽培します。
潅水制御で栽培すると、トマトの成分は凝縮される代わりに、サイズが小さくなるのです。
たとえば大玉トマト1果を200gとすると、潅水制御で120gくらい、60%ほど果重が減ります。
けれど、もともと大玉トマトにある糖分は減らずに残るので、小さくなるほど、果重に対する糖分の比率は高くなり、結果、甘さを強く感じられるトマトになるというわけです。
正式な規定はありませんが、一般的には糖度8以上を「高糖度トマト」と呼ぶようですが、糖度10〜12の甘〜いトマトも流通していますので、ぜひ一度フルーツのような甘みを味わってみてください。
【答え】水分を少なく制御して栽培しているから
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写真/横田秀樹 文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)