【問題】 街中でよく見かけるサルスベリは、どの国からやってきた品種でしょうか?
(1)アメリカ
(2)スイス
(3)オーストラリア
サルスベリは中国南部が原産で、日本でも古くから夏を代表する花木として親しまれてきました。サルスベリといえば、花色は白とピンクが基本。
でも、最近、公園や街路樹などで、濃いピンクや赤、紫などの花色も見かけたりしませんか。
夏の暑さに強く、真夏に長く開花が続くことから、このところ需要が伸びているサルスベリですが、多くはアメリカで交配された品種です。
以前から日本にあったサルスベリはうどんこ病にかかりやすいという大きな欠点があり、管理に手間がかかることから一時は人気が低迷していましたが、うどんこ病に強い品種がアメリカで誕生し、それが日本に広まって人気が高まっているというわけです。
さて、アメリカ生まれのサルスベリ、じつは親は日本固有品種で、屋久島と種子島にだけ分布しているヤクシマサルスベリです。
ヤクシマサルスベリのうどんこ病に強い性質を利用し、さらにあまり高木にならないように改良したのがアメリカ生まれのサルスベリです。
フリルを重ねたような繊細な花も美しいので、ぜひ間近で見てください。
【答え】1
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写真/横田秀樹 文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)