【問題】
旅行にマイレージを使うあなたは、「フード・マイレージ」を説明できますか?
夏休みを目前に、旅の計画を立てている方も多いことでしょう。
航空会社のマイレージを貯めて、上手に旅を楽しむ人が増えましたね。
ところで、「フード・マイレージ」とは、「食料の輸送量と距離」のこと。
「輸送する重量×輸送距離」で計算され、単位は「重量・km」で表します。
食料の輸送による地球環境への負荷を把握するための考え方で、食品の生産地と消費地が近いほどフード・マイレージの数値は小さく、遠くから多くを運んでくれば大きな数値に。
例えば、東京で愛知県産のブロッコリー1個(250g)を買うと、フード・マイレージは0.25kg×298km=75kg・km。
アメリカ・カリフォルニア産のブロッコリー1個を買うと、0.25kg×8,579km=2,145kg・kmとなります。
1990年代にイギリスで生まれた考え方で、日本には農林水産省によって2001年に導入されました。
食品は、なるべく住んでいる場所の近くのものを使うのが望ましい、とされます。
【答え】食料の輸送量と距離を知る考え方。数値は少ない方が望ましいのです。
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写真/PIXTA 文/森山弥生 参考文献:『フードコーディネーター用語集』(柴田書店)、農林水産省ホームページ