ナポリ発祥とされる名物パスタ、プッタネスカ。プッタネスカとは「娼婦風」という意味だそうで、客引きの手段に使うほどおいしいからこの名がついたとか。うーむ、なるほど。ケイパー、オリーブの実、アンチョヴィ入りでうまみが強く、トマトソースのパスタのなかでも人気の高い大定番です。このパスタが愛されているのは、保存のきく材料のみで手軽に作ることができることも理由のひとつ。「アガペ カーザマナカ」「オステリア アガペ」オーナーシェフ、真中陽宙さんのレシピです。
「材料は缶詰や瓶詰、乾物といったいつも用意しておけるものだけなので、思い立ったときに手軽に作れるパスタです。味も決めやすく難しいところはありませんが、アンチョヴィやケイパーに塩分があるので、仕上げの塩の量は加減して加えてください」(真中シェフ)。
【材料 2人分】
・パスタ(スパゲッティーニ) 140g
・ホールトマト(缶詰) 300g
・アンチョヴィのフィレ(刻む) 10g
・黒オリーブの実 10個
・緑オリーブの実 6個
・ケイパー 5g
・パセリのみじん切り 大さじ1
・にんにく 1かけ(6g)
・赤唐辛子 1/2本
・パルミジャーノチーズ 8g
・ピュアオリーブ油 小さじ2
・エキストラバージンオリーブ油 大さじ1
・塩 ひとつまみ
・パスタをゆでるときの塩 湯の重量の1%
・パスタのゆで汁 約50cc