食材の組み合わせや調味料の使い方に定評のある料理研究家・大庭英子さんのレシピ集『ぜんぶ小鍋』の中には、汁で煮込むいわゆる鍋物だけでなく、おつまみになるこんな一品も紹介されているんです。
鍋で蒸し煮にしたアボカドは、やわらかく甘みが増して、口の中でとろける食感がやみつきに。白ワインのお供にぴったりです。加熱時間が短くてもOK。食べたいときにすぐに作れます。
ちなみに、アボカドはアセトアルデヒドの排出を促してくれるグルタチオンと、一緒に摂ると良いと言われる亜鉛の両方を含むため、二日酔い防止にも効果的といわれています。おつまみにうってつけの注目食材ですね。
【材料 1人分】
・アボカド(2~3cm角に切る) 1個分
・A [白ワイン 大さじ1/レモン汁 小さじ1/塩 小さじ1/5]
・ピザ用チーズ 50g
・オリーブ油 大さじ2
・粗びき赤唐辛子 少々
【作り方】
1:鍋にアボカド、Aを入れて混ぜ合わせる。
2:1にチーズをのせてオリーブ油をかけたらふたをし、中火にかける。煮立ってきたら、弱火にしてチーズが溶けるまで7~8分蒸し煮にする。仕上げに赤唐辛子を散らす。
具を切って煮るだけの鍋料理は、とっても簡単。肉や魚にたっぷり野菜を組み合わせれば栄養バランスがよく、おかずと汁ものが合体しているから晩ごはんはこの1品でOKです。本書ではとくに、少ない食材で作る1~2人分レシピを中心に、48品の小鍋をご紹介。味つけも和・洋・中・エスニックとバリエーション豊かで、毎日作っても飽きません。新書サイズなのでかばんにすっぽり入って、電車の中で開きやすいのも特徴です。
大庭英子(著)
定価:本体1,100円+税