地下へと続く階段を下りると、清々しい8席のカウンターで店主の尾崎 淳さんが出迎えてくれます。
おまかせ1万5000円のみ、その構成は、いり酒でいただく白身魚のお造り、温かいふろふき大根、あんきもなどの酒肴、たらの白子やわかさぎの天ぷらなどの料理8品に続き、握りが12かん。
「私の好みは1尾で1かん、2かんしか握れない小さな魚。毎朝築地市場を駆け回って仕入れています」。この日は皮目を湯びきし、身は昆布じめにした春子鯛、芝海老のおぼろを合わせたこはだ、大間のまぐろ赤身、煮はまぐり、あたりねぎを添えた一本釣りのあじなど。赤酢と塩、3種の米をブレンドした酢めしと絶妙に合います。
Information
鮨 由う(ゆう)
東京都港区六本木4-5-11 ランド六本木ビル地下1階
『家庭画報』2017年3月号掲載
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。