【問題】
少々光沢がありますが、日頃着ている無地の黒いスーツを喪服として着てもよいですか？
たとえ無地の黒であっても、光沢のある生地のスーツを喪服として着用することは、忌事の場には望ましくありません。
ボタンも光沢がないものを選びましょう。スカートの丈は、深いお辞儀をする可能性もあるので、短いものよりも長めの丈のものが好ましいです。
また喪用は、スーツやワンピース以外にハンドバッグや靴にも注意が必要です。例えば黒のハンドバッグに金具がついているものはふさわしくありません。靴に関しても同様です。
ネックレスをつける場合は、黒や白真珠などの1連のものがよく、ロングになると華美な印象になることがあると心得ましょう。
最近、光沢感や金具のあるヘアアクセサリーを身につけている方が増えていることが気になります。焼香や神式の玉串奉奠では深いお辞儀をしますので、髪をまとめておくのは好ましいのですが、光沢のないヘアピンやその他のアクセサリーを日頃から揃えておくことも大切ではないかと思います。
【答え】×
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写真／PIXTA 文／小笠原敬承斎（小笠原流礼法宗家）
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