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白身魚の代わりに豆腐を使った、ヘルシーで美しいエスカベッシュ

2018.06.22

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【作り方】
1:昆布だしを作る。水出しなら、昆布の表面を固く絞った布などで軽く拭き取り、水に浸けてそのまま一晩おく。15℃前後が好ましく、冬場は常温、夏場は1 時間くらい常温に置いてから冷蔵庫に入れるとよい。

『旬の野菜でシンプル・イタリアン』佐藤夢之助(著)

 


2:煮出しの場合、同様に昆布の表面を拭いてから、鍋に10℃くらいにした水と昆布を入れ、ごく弱火にかける。鍋に蓋はしない。1時間ほどかけて、60~70℃くらいまで温度を上げたら、そのまま20~30分煮出し昆布を取り出す。その後1度沸かす(沸かすことで昆布の臭みを揮発させる)。

3:豆腐の水切りをする。豆腐を鍋に入れ、浸るぐらいの水(分量外)を入れる。そのまま火にかけ、沸いたら弱火でコトコト豆腐の芯まで火を入れる(20分くらい)。

4:3の豆腐を平らな網やざるにあげ、上から平らなお皿などをのせ、しっかり水を切る。

5:玉ねぎは皮をむき薄くスライスし、チャイブ(シブレット)は3㎝くらいの長さにカットしておく。

6:出し汁の材料をすべて鍋に入れ火にかけ、沸いたら5の玉ねぎを入れ、かき混ぜて火を止め、余熱だけで火入れする。

7:4が人肌くらいまで冷めたら、厚さ1㎝にスライスし、表面に薄力粉をまぶし、180℃の菜種油でキツネ色になるまで揚げる。揚がったら油を切り、深めのバットに並べる。ミニトマトもさっと素揚げしてバットに並べる。

8:7の豆腐とミニトマトに熱いままの6をかけ、そのまま冷まし、室温まで冷めたらお皿に盛り付け、チャイブとミニトマトを添える(飾りのチャイブの花はなくてもよい)。

著者は東京・小石川のイタリアンレストラン「シンプル リトル クチーナ」オーナーシェフ。料理は野菜が中心で、肉、卵、チーズ以外の乳製品を使いません。しかし肉好きが敬遠する「健康そうだけど物足りない料理」ではなく、肉好きをも満足させる充実した美味しさが特徴です。秘密は昆布だしをはじめとするだしの使い方にあります。かといって和風イタリアンではなく、「佐藤夢之介のイタリアン」としかいえない料理なのです。四季のレシピをお楽しみください。

『旬の野菜でシンプル・イタリアン』佐藤夢之助(著)

佐藤夢之介(著)
定価:本体1,500円+税
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