12月には『オイディプスREXXX』で、初主演にして、歌舞伎以外の演劇に初挑戦する。12日~24日/KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて。――そんな橋之助さんのターニングポイントはいつ頃だったのでしょう?
「“みんなでお芝居をつくる”という意識が生まれたのは、最初に大人の役をさせてもらった平成中村座の公演(2011年)ですね。僕は高校1年生だったんですが、みんなで平成中村座を盛り上げようというチームワークの素晴らしさを実感しました。特に、身近な存在だった勘九郎兄と七之助兄には影響を受けて、『早く、大きい兄(勘九郎さん)と小さい兄(七之助さん)みたいになりたいな』と思ってましたね。お芝居への向き合い方も、平成中村座でたくさん学びました」
――平成中村座スピリットが脈々と受け継がれているのですね。
「僕自身、自分達は、勘三郎の伯父や父、勘九郎兄と七之助兄に続く“平成中村座第3世代”だという意識がすごくあるんです。勘三郎の伯父が、平成中村座の初日と千穐楽に必ず食事会を開いて、『今月のあの役はよかったよ』とか『あそこはもっと勉強しないといけない』とか『早くお前たちも戦力になってくれきゃ困るよ』と言ってくださったことも大きいですね。本当に中村座の戦力になれたらいいなと思っています」
――俳優としての展望を教えてください。
「僕がいちばん好きなのは歌舞伎なので、今の最終的な夢は、橋之助、福之助、歌之助の3兄弟がそれぞれ自分の出し物をして、歌舞伎座の正面の看板に3人の顔写真がいちばん大きく出るような興行ができること。そこへ向けて、それぞれが俳優修業をしていく中で、父がやっていたような若手公演も兄弟3人でやれたらと思いますし、僕自身は今回のような歌舞伎以外の舞台にも、もっと挑戦していきたいです」
中村橋之助/Hashinosuke Nakamura
歌舞伎俳優
1995年、東京都出身。父は8代目中村芝翫。2000年9月に歌舞伎座『京鹿子娘道成寺』所化、『菊晴勢若駒』春駒の童で初代中村国生を名乗り、初舞台。2016年10月・11月の歌舞伎座公演で4代目中村橋之助を襲名。2018年12月に杉原邦生演出の舞台『オイディプスREXXX』で歌舞伎以外の演劇に初挑戦する。
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