足外来で実施している血行障害の主な先端治療
自己細胞移植による血管新生療法治療内容…自分の細胞を移植し、下肢の血管を再生する。ほかに有効な治療手段のない患者の救肢において一定の治療効果を上げている。
LDL吸着療法治療内容…血液中のLDL(悪玉)コレステロールを体外循環により除去する。1回約2時間の治療を週1、2回、計10回実施する。下肢血行障害による壊疽やしびれ、冷感、跛行(はこう)症状、安静時の痛みなどの改善が期待できる。
高気圧酸素療法治療内容…大気圧の倍の2気圧で純酸素を満たした専用カプセルに入り、90分間、純酸素を吸う。血行障害や糖尿病による足の傷に対して十分な酸素が供給されるため、創傷の改善が期待できる。
マゴット療法治療内容…医療用の無菌ウジが壊死している部分を融解して食べることにより除去できるほか、ウジの分泌物が肉芽形成を促進し、傷の部分を殺菌してくれる。薬物治療や血行再建治療を行っても効果がない難治性の創傷が対象となる。
※参考:湘南鎌倉総合病院フット外来HP