迷い世代の服選び
第19回 プリントの上手な着こなし術
華やかな色を取り入れてみよう、いつもと違う洋服を着てみようと思ったとき、多くの方が選ぶのがプリント柄の服。一点投入するだけでがらりと違う印象になり、おしゃれの起爆剤として絶大な威力を発します。
でも、ここで注意してほしいのが、印象が強いだけに、漫然と選ぶのは危険ということ。
特に、迷い世代のプリント柄は、一歩間違えると「ただの派手なおばさん」になったり、「若作りしたイタイ人」になりがちなので要注意です。
身体のゆるみは「大柄」でカバーする
自分に似合うプリント柄をどう選んだらよいのかわからないという方もいるかもしれません。
でもね、大丈夫! 迷い世代のプリント選びのポイントは、「大胆なほうに振っていったほうがセンス良く見える」ということ。
これは、顔の肉が下がり、身体の輪郭がゆるんでくると、ぼんやりした色柄が似合わなくなるからです。
迷い世代のおしゃれルール:
大人のプリント柄選びは「大胆」に!例えばフェミニンな花柄の場合、小花柄ではなく、大柄のフラワープリントを選んだほうが華やかさが増し、美しく映えます。定番のボーダーやストライプなら、細い線ではなく、太めの線のほうがお洒落に見える。柄選びは「若い時と反対」と心得ておくといいかもしれません。
レオパードとカムフラージュは手ごわい相手
迷い世代に根強い人気がある柄の代表が、レオパード柄とカムフラージュ柄。ともに、可愛いというより格好いい辛口のテイストが魅力ですよね。
「この年になったら、上手に着こなせるはず」と思う気持ちもよくわかります。しかし、年齢の醸す迫力とプリント柄そのものの持つ迫力が相まって、エスカレートしていくことがほとんど。
個性の強いプリント柄を「自分のキャラクター」まで引き上げる自信がある場合以外は、手を出さないほうが無難です。
もしもどうしても着てみたいなら、はっきりとレオパード柄やカムフラージュ柄とわかるものは避け、幾何学模様風にアレンジされていたり、ぼやけて抽象的に表現されているような柄にとどめておきましょう。