プリント柄は、どこに持ってくるといい?
プリント柄は個性が強い分、全身のどこに持ってくるかで印象は大きく変わります。トップスに取り入れるか、ボトムスに取り入れるかは身長で決めると失敗しません。
周囲の視線は自然とプリント柄に集まるので、小柄な方なら上にポイントを置いてトップスに、背の高い方なら下に重心を置いてボトムスにプリント柄をもってくるといいと思います。
ワンピースの場合は、身長とのバランスを考えて丈感を吟味して。いずれの場合にも、第2回で触れた「4:6」のバランスを意識すると美しく着こなせます。
柄は「ひとつの色」ととらえて
前回「全身に使う色は3色まで」とお話ししましたが、プリントは、全体で1色と捉えましょう。
例えば、トップスに柄を着たら、その中の一色をとって小物に、ボトムスはベーシックカラーにする、くらいでとどめるとセンスよくまとまります。
プリント柄は主役級の存在感がありますから、他は目立たせなくて大丈夫。プリント柄の個性を見極めることで、ぐっと華やいで見えるので、上手に取り入れてみてくださいね。
迷い世代の服選び…「最近何を着ても似合わない」と悩む“ファッション迷い世代”の女性に向けて、雑誌『家庭画報』で活躍するスタイリストのおおさわ千春さんが、誰でも実践できる服選びのルールとポイントをお届けします。
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スタイリスト
雑誌のほか、映画の衣装デザインや女優のスタイリングなどを幅広く手掛ける。着る人に合わせた的確なスタイリングやアドバイスは、多くの女優からも信頼を得ている。