【問題】
生牡蠣は直接手にとって汁をすすって良い?
文/清水彰子(
デザイン・ユー・ラボ代表)
レストランでの食事は、フォークとナイフを使って食べる料理だけではありません。甲殻類や貝類などは、手を使わないと綺麗に食べられません。
手を使って良いかどうかの目安は、フィンガーボールがセットされているかどうか。セットされている場合は、堂々と手を使って食べても結構です。
さて、生牡蠣の食べ方ですが、ほとんどの場合、貝柱が切られて出てきますが、たまに切られていないこともあります。その場合は、片手で牡蠣をしっかり押さえ、フォークを貝柱に引っかけて切り離します。うまく切れない場合はナイフを使っても構いません。
貝柱を切った後は、レモンをかけますが、汁が周りに飛び散らないよう片手で覆います。フォークで身をすくい、一口で食べます。ナイフとフォークで身を切るのは、牡蠣の旨みが逃げてしまうのでおすすめしません。
殻を手に持ち、直接口をつけて、汁を飲んでも構いません。生牡蠣は殻から汁をすすってこそ、海のミルクの醍醐味が味わえます。すするとき、音を出さないように注意しましょう。
貝のとがっているほうを垂直になるよう口につけて「吸う」というより「流し込む」イメージで食べると、すする音が出ません。食べ終わった貝は下に向けて皿に置くと、食べ終わりましたというサインです。
【答え】○
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写真/PIXTA