トイレの壁に掛けた陶板の絵の中の、女性の手元あたりに花首がくるように生けるのが、いつものスタイル。まるでブーケを持っているかのように。パウダールームには、プティサイズの「ラリック」の一輪挿しを置いて。きちんと水を変えれば、3週間程度は楽しめる。Tips2
トイレや洗面所には長持ちするアンスリウムがおすすめ
トイレやパウダールームの洗面台にも、多美保さんはいつも花を飾っています。
「洗面台に花があると、使う時にも気分が良いものです。生活感が出がちな場所ほど、きれいに整ったホテルライクな空間にと思っています」
多美保さんが、定番にしている花材はアンスリウム。そして、あえて異なる葉を組み合わせています。
「決まった場所に一輪挿しを置いて、あらかじめ“生ける場所”を作っておくことで、自然と花を挿したくなるものです。暑い時期や、湿度が高い締め切った空間であっても花持ちの良いアンスリウムは手間がかかりません。花を欠かさずに飾っておきたい場所にぴったりの花材です」
パラパラと散らないというのも魅力の一つ。白やグリーンのほか、薄いピンクやオレンジ、紫など、多美保さんは気分によって選ぶ色を替えて。プライベートな小さな空間であっても、さりげない1花を絶やしません。