一見コワモテだが、笑うと途端に優しい顔に。関西弁まじりで気取りなく話す。約1300人収容の円形の客席が360度回転する、世界に2つしかない劇場を使ったロングラン公演が大盛況の「劇団☆新感線」。その2作目として、disc1からdisc3までの3つの座組みで上演される『メタルマクベス』(作/宮藤官九郎、演出/いのうえひでのり)のdisc1に、橋本さとしさんが出演します。かつて同劇団の団員だった橋本さんを主演に、12年ぶりに新たに甦る、ロックでメタルな劇団☆新感線のシェイクスピア。橋本さんの熱い胸中をお届けします!
――21年ぶりに「劇団☆新感線」の作品に出演される橋本さん。オファーを聞いた時はどう思われましたか?
「“やっときたか!”という感じで、本当に嬉しかったですよ。“またいつか劇団☆新感線の舞台に立つ”というのが、退団後の自分の役者人生における一番大きな目標でしたから。正直、ずっと待ち続けた21年間は長かったです。でもその間に、僕もいろんな経験をさせていただいて、新感線もどんどん大きな劇団になっていって。中島かずきさん(劇団☆新感線の座付き作家)が、今年別の仕事でお世話になった時に“さとしくんも新感線も、お互いが成長したところで再会できたからよかったね”と言ってくださったんですが、本当にそうだなと思います」