チャパティ
撮影:髙橋栄一
チャパティが上手に焼けたら一人前、などと言われるほどインド人には欠かせないパン。北インドだけでなく、インド全土で一番食べられています。全粒粉の素朴な味で、昔ながらにイーストも砂糖も不使用。生地をフライパンで軽く焼いたあと、直火でプクッとふくらませるのが醍醐味です。
生地が堅くてこねられないときは、水を少し足してください。ホームベーカリーや餅つき機のこねる機能を使ってもいいですよ。焼きたてが一番ですが、少し時間をおく場合は表面にバターを塗っておきましょう。
【材料 20枚分】
・全粒粉 400g
・塩 ふたつまみ
・水 200cc強
・打ち粉(全粒粉) 適量
【作り方】
1:ボウルに全粒粉と塩を入れて混ぜ、中央をくぼませて水を注ぎ、まわりの粉をかぶせ、にぎるようにして混ぜる。
2:粉がボウルに残らずにひとまとまりになったら、手首近くで押してたたみ、ボウルを90 度ずつ回しながら同様に押す。
3:生地がまとまったら台の上に打ち粉をして2を取り出す。手首近くで押して延ばし、2と同様に生地をたたんで90 度ずつ回しながらこねる。
4:約10分こねる。押してみて途中までゆっくり戻ったらラップで包み、常温で30分おく。
5:台に多めの打ち粉をする。4を2等分し、棒状に延ばしてそれぞれ10等分に切る。
6:団子状に丸め、手のひらで平らに押してから麺棒で直径約14cm、厚さ約3mmに延ばす。
7:フライパンを軽く温め、6を中火で焼く。薄く焼き色がついたら裏面も焼く。目安は片面約30秒。
8:すぐに直火であぶり、プーッとふくらませる。
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ナイル善己(著)
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