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新鮮魚介と温泉と- 熱海の魅力を再発見!和洋2つの顔を持つ宿

2017.05.15

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新鮮魚介と土地の野菜が主役。一期一会の熱海フレンチ 

「目の前の相模湾でとれた、その日一番の魚介類を最もおいしい食べ方でお出ししたい。毎日、そのことだけを考えています」とおっしゃるのは、「界 熱海 別館 ヴィラ・デル・ソル」の料理長・金野 茂さん。 



春のコースから「鰆の瞬間燻製 コリアンドル風味 自家製からすみを添えて」。ダイニングの建物は、国の登録有形文化財である「南葵文庫」。

 

「海のフレンチ」と称されるディナーは、この地でしか供することのできない磯魚(根魚ともいうようです)を中心に構築された一期一会のコースです。 朝届いた魚介類を見てからシェフがひと皿ひと皿を決めていくため、メニューの印刷が間に合わず「毎晩、お客さまにはお料理を口頭でご説明いたします」(副支配人・小貝雄一さん)というのも、むべなるかな。海のそばといえど、その日その時の恵みがここまでダイレクトに映し出される食卓はそうあるものではありません。 

鮑とみずみずしいハーブ野菜のハーモニー、鰆の瞬間燻製の重層的な香り。こっくりとした毛がにのリゾット、蛤のシンプルなグリル、うまみの詰まった手長海老のビスク…。コースはメリハリ豊かに優しく、楽しく進んでいきます。 


濃厚な香り、ジューシーな食感に思わずうっとり。手長海老の魅力が120%味わえる「手長えびのビスク」。 

 

そして本日のメインは「いとよりのポワレ」。その肉厚な味わいには、思わず魚名を確かめてしまうほど。なんと、30cmはあるいとよりだったのだとか。相模湾の海の豊かさ、奥深さがしみじみと感じられるひと皿です。 


「新鮮ないとよりのおいしさを知っていただきたくて」(金野シェフ)生まれた「いとよりのポワレ バジルのソース」。 

 

「最近、地元の漁師さんとも仲よしになってね。今度は船に乗せてもらおうかと思っているんです。海に出るとまた、いろんなヒントがありそうで」と目を輝かせる金野シェフ。これはまた楽しみなお話。さらなるおいしいステージに突入しそうな、嬉しい予感がします。
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