撮影:髙橋栄一、南雲保夫、三木麻奈、湯淺哲夫献立は、季節の旬の食材を活かし、バランスよく作りたいもの。『野﨑洋光 春夏秋冬の献立帳』では、そんな季節ごとの理想的な献立が掲載されています。その中から本日ご紹介するのは、夏にぴったりの一汁二菜献立です。
主菜の魚料理は、大葉入りの浸け地を塗って香りよく焼き上げたさば。副菜には体の熱をしずめてくれるといわれるきゅうりを割ったシンプルな小鉢を。ここにキャベツと油揚げの味噌汁で野菜と良質な大豆のたんぱく質を補います。全体には軽やかながら、栄養バランスのよい献立です。
「夏はそれだけで体力を消耗する季節。昼ごはんにお肉を食べたり、食べすぎた日は、体が疲れがちですので、晩ごはんはシンプルな献立をぜひおすすめします。みょうがや大葉など、少し苦みのある夏の薬味を生かして、香りで体に刺激を与えましょう」(野﨑さん)。
【材料 2人分】
・さば(80gの切り身) 2切れ
・大葉(みじん切り) 6枚分
・塩 適量
・若狭地 [酒 大さじ1/醤油 小さじ1/大根おろし 30g]
【作り方】
1:さばは両面に塩をふって30分おき、水洗いして水気を拭き取る。
2:大葉と若狭地の材料を混ぜ合わせて浸け地を作る。
3:温めておいた魚焼きグリルで1を焼き、8割がた焼けたら取り出し、2をはけで塗って再度焼く。これを2~3回くり返しながら、両面を焼く。
4:器に盛り、大根おろしを添える。