夏野菜の主役のひとつ、なす。みずみずしく、カルシウムや鉄、カリウムなどのミネラル、食物繊維などが豊富に含まれていて体温を下げてくれる効果があるため、夏は毎日のように食べたい食材です。でも、毎日食べるとなると、調理法に困りますよね。そこでオススメなのがなすを焼いてペーストにすること。今回ご紹介するのは、このペーストを味つけし、ピタパンの中にペーストとレタスやトマトを挟んでいただくレシピです。
冷蔵庫で3~4日保存できるこの焼きなすペーストは、このほかにも大活躍! 同量の豆乳とあわせてミキサーでペースト状にし、味噌で味つけをして和風のパスタソースにしたり、豆乳を増やしてなすポタージュにしてもおいしいですよ。特に、味噌汁やすまし汁に流しこんだ「なすのすり流し汁」は、うま味たっぷり! ぜひ作ってみてください。庄司いずみさんの『やさいの常備菜』より。
【材料 1人分】
・A [焼きなすペースト(下記) 100g/レモン汁 小さじ1/オリーブオイル 大さじ1/おろしにんにく 小さじ1/8/塩 ひとつまみ]
・イタリアンパセリ(ざく切り) 適量
・ピタパン 1枚
・レタス(手でちぎる) 1/2枚
・トマト(横にスライス) 1/3個
■焼きなすペースト(でき上がり保存容器500cc分)
・なす 8本(800g)
【作り方】
1:焼きなすペーストを作る。なすは皮つきのまま魚焼きグリルで皮が真っ黒になるまで焼く。
2:なすの皮をむき、ボウルに入れてマッシャーでつぶす。写真はでき上がり。
3:Aを混ぜあわせて器に入れ、イタリアンパセリを散らす。
4:ピタパンを半分に切り、レタス、トマト、3とともにひと皿に盛る。
庄司いずみさんの『やさいの常備菜』は、忙しい日にも野菜がしっかり摂れる「作りおきおかず」「おかずの素」レシピ集。蒸して塩をしただけ、調味料とあえただけというシンプルなストック術からお馴染みのお惣菜、また常備しておきたいタレやソース、ジャムまで保存版の一冊です。
庄司いずみ(著)
定価:本体1,300円+税