「ヨーガンレール」のババグーリで見つけた蓋。大きさは3種類あるが、多美保さんのお気に入りは口径サイズが約12㎝のもの。麺類を食べる際によく使っている「ジャン・ルイ・コケ」の中鉢にぴったりの大きさ。「バカラ」のボウルや、東 敬恭さん作のガラス器などに使うことも多い。冷製スープやエスニックサラダなどを盛り、蓋をしたまま冷蔵庫に入れておけば、ゲストが訪れた際にタイミングよくさっと供することができる。Tips2
サイズに多少の違いがあっても融通がきく籠の蓋
多美保さんのコーディネートの真骨頂は、洋食器のみ、和食器のみでまとめるといったことはせず、さまざまな国の要素が調和していること。
異文化をミックスさせる絶妙なさじ加減こそが、テーブルセッティングにモダンな趣を与えています。
そんな多美保さんが、少しアジア風なテイストを加味したり、カジュアル感を出す時に重宝しているのが、籠のように編まれた蓋です。
「素朴な雰囲気を持つこの蓋は、1人用のボウルにちょうど良い大きさなんです。軽くてふわりと被せるデザインなので、少しくらい口の大きさが違っていても気になりません。和食器・洋食器を問わず鉢などの深さのある器に使えます」
さっと作った麺料理なども、蓋をするだけで洒落た一品に。
直接中が見えないぶん、何が入っているのだろうとわくわくした気持ちにさせてくれるのも、蓋もの使いの面白さです。