ホテルや宿が次々にオープンしている京都。なかでも古い町家を改装した個性的な宿が充実し、滞在スタイルに合わせて選べるようになりました。その中から、タイプの異なるおすすめの2軒をご紹介。
東山の自然と回遊式庭園を一望する看月亭。1軒は昨秋オープンした「葵 哲学の道 看月亭」。哲学の道の隣、光雲寺(非公開)の境内に建つ築90年の建物と7代目小川治兵衞が手がけた庭からなる一棟貸しの宿です。
寝室は2部屋あり、5名の宿泊が可能。数寄屋造りの母屋や庭園の趣を残しつつ日本建築を気持ちよく味わえるようにリノベーションし、書院造りの座敷や三畳台目の茶室、敷瓦の土間などに新たにキッチンやバスルームを設けています。季節や朝夕で様子の変わる庭は回遊することができ、名前のとおり観月もできます。
書院造りの座敷にテーブルを置くリビング。街中の喧騒を離れて過ごしたい人、南禅寺や銀閣寺、岡崎周辺の美術館など、東山界隈を中心に巡りたい人に人気です。
●葵 哲学の道 看月亭住所:京都市左京区南禅寺北ノ坊町10-2
電話:075(354)7770(葵ホテル&リゾート)
宿泊料金:1棟6万円~(税込み)。食事は応相談。