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トップスターが挑む、もう一つのファントム。ジョン・オーウェン=ジョーンズが、ついにミュージカル公演で来日!

2018.07.20

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9月22日~24日には、2年ぶりの来日ソロコンサート『ジョン・オーウェン=ジョーンズ コンサート2018』をよみうり大手町ホールで開催。

 

――歌は、子どもの頃から得意だったのですか?


JOJ:「そうですね。でも、それは普通のことだと思っていました。自分にできるんだから、みんなもそうなんだろうなと。だから役者にはなりたかったけど、歌手になろうとは全く思っていませんでしたね。ヘヴィメタルが好きで、ヘヴィメタルのバンドで歌ったことはありましたけど。別所さんはへヴィメタは好きですか?」(と、ハイトーンボイスでシャウトする)


別所:「上手い(笑)! やっぱりもともと喉が強いんですね」

JOJ:「喉は強いと思います。でも、自分にとってバンドで歌うことは、演じることほど楽しくはなかった。自分にチャレンジを与えてくれる世界ではないなと思ったんです。その点、ミュージカルは終わりのない、なおかつ楽しいチャレンジ。簡単にできるものだと思われがちですが、全てが必要とされるのがミュージカルで、たとえ世界的に素晴らしい俳優でも、歌やダンスができなければ、ミュージカルの舞台には立てません。しかも、音楽によって話のテンポや展開が決まってくる。役を音楽に包み込まなければいけないので、ただ演じるのとはわけが違います」

別所:「まさにその通りだと思います。僕にとっても、ミュージカルは常に、楽しくて果てしない挑戦です」

――ジョンさんにとって、『オペラ座の怪人』のファントムという役は、どういう存在ですか?


JOJ:「ミュージカル俳優としての自分を象徴するアイコンですね。ファントムをやったことで、たくさんの友人ができましたし、家賃を払うこともできましたし(笑)。そんな作品に携わることができて、しかも、それによってお客さまにも喜んでいただけるというのは、とても幸せなことです。でも一方で、ファントムがなぜこんなに人々に愛されているのか、自分には今ひとつわからないところがあるんですよ。だって、ファントムは殺人者で、サイコパスで、客観的に見れば酷い人じゃないですか」

別所:「確かに、そうですね」

JOJ:「なのに観客は皆、彼のことを可哀想に感じてしまう。こんなふうに“愛される悪役”というのも珍しい。そういう役をやれて、非常に名誉なことだなと思っています」

別所:「漢字で俳優の“俳”は“人に非ず”と書くんです。要するに僕ら俳優は、人間だけじゃなく、モンスターやファンタジーの世界にいるものまで演じる立場にある。興味深いのは、時にそういう役柄のほうが、人間味があったりすること。『美女と野獣』もそうですけれども、得てして、怪物の中にある人間性が、人間の本当にあるべき姿を映し出していたりするような気がします」

JOJ:「素晴らしい答えですね! それ、いただきます(笑)!」
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