老舗すし店3軒が持つ、それぞれのこだわりとは
日本橋舟寿し 二永展嘉さん「湯びきした赤身をつける、づけのたれ。隠し味には玉ねぎを」―二永さん
由緒ある小舟町を代表する一軒。「昔ながらの仕事の流儀を生かしつつ、今様のアレンジも加えてこそ、江戸前ずしです」と暖簾を守る3代目の二永さん。「例えばづけのたれ。うちは玉ねぎが入りますが、これでうまみも増し、風味もマイルドに。代々受け継ぐ、舟寿し秘伝の技です」。
●日本橋舟寿し東京都中央区日本橋小舟町11-2 深澤ビル内
電話:03(3661)4569
営業時間:11時30分~14時30分(月曜~土曜)、16時30分~22時(月曜~金曜)16時30分~20時(土曜)
定休日:第4土曜・日曜・祝日
※土曜の夜は前日までに10名さま前後で要予約
繁乃鮨 佐久間一郎さん「穴子には塩!さっぱりとうまみが引き立つよ」―佐久間さん
「ふっくら焼いた江戸前の穴子を引き立てるのは塩。うちだけの味を楽しんでください」と、この地に店を構えてから3代目の佐久間さんは話します。「日本橋は一見敷居が高そうですが、一歩踏み込めば温かく迎えてくれる街。もちろんお店も同じです」。
●繁乃鮨東京都中央区日本橋本町1-4-13
電話:03(3241)3586
営業時間:11時~13時30分、17時~21時
定休日:土曜・日曜・祝日
蛇の市本店 寳井英晴さん「赤酢と塩だけで作るシャリが、代々伝わるうちの味」―寳井さん
「100年やっていれば、仕事の仕方が少しずつ変わるのは当たり前。流通事情や気候が変化し続ける今、時代時代で対応していくことが大切、それが江戸前だと思います」。シャリを構成する米、赤酢、塩も常に納得のいくものを厳選。頼もしき5代目です。
●蛇の市本店東京都中央区日本橋室町1-6-7
電話:03(3241)3566
営業時間:11時30分~14時、17時~23時
定休日:土曜・日曜・祝日