「泊まれる本屋」がコンセプトのBOOK AND BED ASAKUSA
本棚の隙間に横になるスペースがあるBOOK AND BED。「泊まれる本屋」がコンセプトのBOOK AND BED ASAKUSAでは、「本を読んでいたらいつの間にかウトウト・・・・・・、そのまま寝てしまおう」なんて、贅沢な時間が味わえる最新スポットです。最大3000冊が収納可能な本棚にぎっしり並んだ本はどれも読み放題。
本棚と本棚の間にはプライバシーも確保できるベッドスペースが。ベッドは、本棚と本棚の間にあります。「隙間ってなんだか落ち着く」、そんな秘密の隠れ場所にもぐり込むような童心も思い出させてくれる宿泊体験に出会えます。この空間を作り上げたのは、建築家の谷尻誠さん・吉田愛さんが率いる「SUPPOSE DESIGN OFFICE」。
ソファもあって、ゆったり寛げる。本をセレクトしているのは、渋谷で“本のある暮らし”を提案し続ける本のセレクトショップ「SPBS」。日本や東京をテーマにした蔵書も多く、ここで旅の計画を立てるのも楽しそう。
白い暖簾で区切られたバースペース。ここ浅草店のもう一つの注目のコンセプト「泊まれるバー」。館内は白い暖簾で真っ二つに区切られていて、本棚に囲まれながらオリジナルカクテルやコーヒーなど本格的なカフェバーメニューを楽しめます。デイタイムゲストも広々としたラウンジスペースを使うことが出来ます。
ロングテーブルが目を引くラウンジスペース。面白いのは、海外旅行者と国内出張客、そして都内近郊客の割合がだいたい同じくらいだということ。本を読みながら、お酒を飲みながら、いつの間にか寝落ちしてしまう・・・・・・。東京で暮らしていると、忙しい日々の中でなかなかそんな時間を作れないこともあるもの。しかし、そこからちょっと抜け出して「今夜はBOOK AND BEDで夜更かししよう」という時間を作っている人も少なくないのかもしれません。
海外からのゲストに紹介したくなるユニークなスポットは、東京に暮らしていてもわざわざ訪れたくなる魅力を持っているようです。
BOOK AND BED ASAKUSA東京都台東区雷門2-16-9 パゴダ浅草6階
http://bookandbedtokyo.com/asakusa/ 平井莉生/Rio Hirai
東京都生まれ。大学在学中より、伊藤総研のアシスタントに従事。2014年、独立。フリーで雑誌を中心に活動中。