【問題】葬式にナチュラルカラーのストッキングで参列してもよいですか?
文/おおさわ千春(服飾スタイリスト)
葬式は、哀悼と悲しみを表現する場ですので、地味で目立たない服装で、必要以上に肌を露出しないのが原則です。ですので、ストッキングも服と同様に黒が決まりです。少し透け感のある20デニール程度が良いとされています。
通夜の席には、間に合わなかったなどの理由で、ナチュラルカラーのストッキングで出席される方もいるようです。これは大人の女性ならできれば避けたいこと。コンビニエンスストアでも買えますし、また斎場で用意されている場合もありますので、スタッフの方に聞いてみてはいかがでしょうか。
注意したいのは、黒以外の濃い色のストッキング。濃紺やグレーは、単独で見ると黒っぽく見えますが、周りの人達が皆黒をはいている場では、色の違いが目立ってしまいます。また、黒でも模様が織り込まれたものは避けてください。
葬式でのストッキングに関連したもう一つの注意点は、足のペディキュアです。赤など強い色は、黒のストッキングをはいていても目立ってしまいます。靴のままで焼香する葬式もありますが、脱ぐことになっても慌てないようにペディキュアを落としておくのが大人にふさわしい準備でしょう。落とすことができない場合は、ベージュを上から塗るという手もあるようです。
【答え】避けたほうがよいでしょう
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写真/PIXTA