【問題】 最近出回り始めた「コールラビ」はカブでしょうか?
文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)
見た目がカブによく似ている「コールラビ」。けれど、畑で栽培されている様子を見ると葉がカブとは異なることがわかります。
葉はスムージーなどに利用されるケールにそっくり。ケールといえばキャベツの仲間。そう、コールラビはじつはキャベツの仲間で、茎が肥大するタイプのケールを元に改良された野菜です。
ちなみに「コール」とはドイツ語でキャベツの意味、「ラビ」とはカブの意味。日本には明治時代初期に導入されたようで、「蕪甘藍(かぶかんらん)」という和名もあります。
コールラビには淡緑の品種と紫の品種がありますが、どちらも皮をむくと中は淡いクリーム色です。
こりこりした食感でサラダやピクルスなどに利用しますが、おすすめはスープやポトフなどの煮込み料理。しっかりした肉質なのでカブのように煮崩れせず、スープがしみ込むと程よい柔らかさになります。ほんのり甘く、おでんの具としてもおすすめですよ。
【答え】カブではなくキャベツの仲間です。
大人検定365とは?素敵な大人が知っておくべき常識、マナーをQ&A方式で毎日お伝えします!
ジャンルはパーティでの振る舞いから日常にある今更聞けない疑問まで。
日々の会話、コミュニケーションのヒントにもお役立てください!
#大人検定365 をもっと見る
今が見ごろのスポットは?
「花の名所」を見る
写真/横田秀樹