【問題】 サトイモとヤツガシラ、イモを掘り出す前に見分ける方法は?
文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)
ヤツガシラはサトイモの一品種で、親イモを中心にいくつもの子イモがつくことから「八つ頭」と書き、縁起のよい食べ物としてお節料理に欠かせない食材となっています。
サトイモもヤツガシラも種イモの植え付けは一般的に4月中旬~下旬に行い、どちらも収穫は10月下旬〜11月下旬。
サトイモ科特有の細長いハート形の大きな葉を出して成長しますが、じつはその段階で、サトイモとヤツガシラの見分けができます。
写真1はサトイモ、写真2がヤツガシラ。比べてみると茎の色が違うのがおわかりになるでしょう。サトイモは茎が緑色なのに対し、ヤツガシラは茎が赤く色づいています。
ヤツガシラの茎は「ずいき」と呼ばれ、煮物や漬け物によく利用されます。ずいきは広義にはサトイモ全般のイモがらを指しますが、食用として利用されるのは主にヤツガシラのイモがらです。
サトイモもヤツガシラも意外に育てやすく、家庭菜園で栽培でき、都市部近郊の畑でもよく見かけるので、見つけたら茎の色でサトイモ、ヤツガシラの判別をしてみてください。
【答え】茎の色で見分ける。サトイモは茎が緑色(写真1)、ヤツガシラは茎が赤色(写真2)。
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写真/横田秀樹