【問題】 オータムクロッカスってどの花?
文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)
オータムクロッカスの正式名は「コルチカム」で、イヌサフラン科の球根植物です。9月中旬〜10月にクロッカスに似た花をつけることから、「オータムクロッカス」という別名でよく知られています。
写真は2が正解です。写真1は夏から秋の初めに咲くリコリス、写真3は早春に咲くクロッカス。いずれも球根植物ですが、球根の植え付け時期が異なり、リコリスは6月〜8月、クロッカスは10月〜11月、そしてコルチカムは9月〜10月が適期とされています。
「えっ、コルチカムは球根の植え付けと花期が同じ?」とお気づきの方、正解です。コルチカムは土中に植え付けるとすぐに茎が伸び、早春に咲くクロッカスより大きな花を咲かせます。
だから気の短い方にうってつけの花。葉もまったく出ず、すっと伸びた茎に花を咲かせる姿はとても不思議な雰囲気で、そこがまたこの花の魅力でもあります。
葉はどうなっているかというと、花が終わったあとに出て、冬の初めまで光合成をして球根に養分をため込んで枯れていきます。
花も終わり、庭に出る機会が少なくなる時期なので、葉が出ていることに気がつかない場合も多く、葉の存在感が本当にない植物です。
【答え】2
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写真/横田秀樹