【問題】 欧米で人気の「ジャパニーズ・アネモネ」ってどの花?
文/高梨さゆみ(フラワー&ガーデンエディター)
「ジャパニーズ・アネモネ」とは、「シュウメイギク」のこと。
名前を聞くとキクなのかアネモネなのか判断しづらいのですが、アネモネと同じキンポウゲ科の宿根草です。
正解の写真は3。写真1は秋植え球根で春先に咲くアネモネ・コロナリア。写真2はキク科のガーベラの宿根タイプです。
シュウメイギクは中国や台湾が原産地ですが、古い時代に日本に入り、京都市の貴船に野生化していたことから「貴船菊」という別名もあります。欧米に渡ったシュウメイギクはジャパニーズ・アネモネと呼ばれ、とても人気の高い花となっています。
人気の理由は、優雅で愛らしいく、たくさんの花をつけることはもちろんですが、花の少なくなる秋に咲いていることが大きかったようです。日本での花期は8月中旬~11月。
イギリスで交配された‘ハドスペン アバンダンス’は、花付きがさらによく性質も丈夫で、日本に逆輸入され、広く利用されています。
シュウメイギクは草丈が高くなり、雨風に当たると倒伏しやすかったのですが、最近ではその欠点を克服する矮性品種も登場し、さらに利用しやすくなっています。
【答え】3
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写真/横田秀樹