暑いこの季節、あまりキッチンで火を使う調理をしたくないですよね。そんなときに大活躍するのが、この万能ねぎとにらの常備菜です。それぞれ1cmほどに切り、調味料で和えるだけとごく簡単に作れますが、冷や奴や素麺やうどんなどにかけるだけで立派な一品ができあがります。また、香味野菜も兼ねた調味料がわりに炒飯や麻婆豆腐、海老チリなどに加えると本格的な味に。
薬味は食欲を増進し、消化促進の効果もありますし、ねぎやニラを刻むと生まれるアリシンという栄養成分が、新陳代謝を活発にし、疲労を回復してくれます。
傷みやすいニラも調味料に漬けておくことで長持ち。どちらも冷蔵庫で5~6日保存できるので、たくさん作り置きしておいて、何にでもかけて食べてしまいましょう。庄司いずみさんの『やさいの常備菜』より。
【材料① できあがり保存容器400cc分】
・万能ねぎ(1cm長さに切る) 1束(100g)
・酒、しょうゆ 各大さじ1
・ごま油 小さじ2
・豆板醤 小さじ1
【材料② できあがり保存容器400cc分】
・にら(1cm長さに切る) 1束(100g)
・コチュジャン、白すりごま 各大さじ1 と1/3
・酒、しょうゆ 各大さじ1
【作り方】
1:いずれも材料全部を和える。
庄司いずみさんの『やさいの常備菜』は、忙しい日にも野菜がしっかり摂れる「作りおきおかず」「おかずの素」レシピ集。蒸して塩をしただけ、調味料とあえただけというシンプルなストック術からお馴染みのお惣菜、また常備しておきたいタレやソース、ジャムまで保存版の一冊です。
庄司いずみ(著)
定価:本体1,300円+税
撮影/千葉 充