見どころ3.ライブラリーライブラリーには歴史から植物、建築、政治、伝記、劇、小説、詩集など、幅広いジャンルの書物を収蔵。 撮影/斎藤久美城内観光ツアーでは、レディ・フィオーナがお気に入りのライブラリーにも入ることができます。
古い貴重な聖書をはじめ18〜19世紀の書物が5650冊あり、一番古いものでは1538年出版のイタリアの詩人アリオストによる詩集です。ここは、まさに伯爵家に脈々と受け継がれてきた知の宝庫と言えます。
見どころ4.ドローイングルーム絹の壁布は5代目伯爵夫人アルミーナの結婚祝いにロスチャイルド家から贈られたもので、元はトルコブルーでした。現在の壁紙は1999年に張り替えたもの。5代目伯爵夫人アルミーナの審美眼が今も光るドローイングルーム(居間)は、当時の雅やかな生活を彷彿させます。
中でも天井から下がる18世紀のボヘミアンクリスタルのシャンデリアは見事。クリスタルが365個もありますから輝きも一層です。
シャンデリアの突端に一つだけ、大きな涙のようにぶら下がるクリスタルは、『ダウントン・アビー』の撮影班の悩みの種だったそうです。カメラがぶつかってクリスタルを割ったら大変と、城のスタッフに頼んで、撮影の都度、取り外してもらっていたそうです。
見どころ5.エジプシャン・ギャラリーツタンカーメン王の墓発掘(資金援助)は、カナーヴォン家の財力と有り余る時間と果てしない夢の結実とも言えます。8代目伯爵とレディ・フィオーナは城の地下に5代目伯爵の業績を称えて「エジプシャン・ギャラリー」をオープンしました。
ギャラリー近くの壁にかけてある古いスナップ写真などを見るのをお忘れなく。代々カナーヴォン家に仕えたバトラー、ロバート・テイラーが偶然、戸棚の中で見つけたエジプトの宝物が詰まったガラス瓶を発見、7代目伯爵に手渡す様子がカメラに収められたものも。写真は宝物発見を大々的に報道したTIMESの記事。
見どころ6.スーベニアショップハイクレア城のシルエットがシグネチャーとなったオリジナルアイテムを旅の記念に。城の見学コースを見終わったら、コートヤードを通ってショップへ。魅力的なグッズが勢ぞろいです。 マグカップやオリジナルのブレンド紅茶、キャンドルやランチョンマット。自家製ビスケットにハイクレア城の敷地内で採れたハニーやジャムをはじめ石鹸からカレンダーまで、見ているだけでもワクワクします。
さらには『ダウントン・アビー』のレディ・メアリーたちのファッションを復元した帽子やスカーフ、手袋なども販売されています。
見どころ7.コーチハウスアフタヌーンティーを楽しめるコーチハウス。コーチハウスで供されるアフタヌーンティーは入場チケット購入時に予約しなければなりませんが、庭には誰でも利用できるティールームがあります。朝の9時半オープンでクロワッサンなど朝食系もサーブしています。昼はサンドイッチやスープ、サラダ、日替わりの温かいメニューもあります。もちろん、紅茶やコーヒー、スコーンやケーキも楽しめます。