【問題】最近よく耳にする「ハラル食品」って何ですか?
文/森山弥生
来日する外国人が増え、イスラム教徒も増えています。そこで話題になっているのが「ハラル(ハラール)」食品」。
「ハラル」とは、「許されているもの」というアラビア語。イスラム教で「ものや行動が神に許されているか」を意味します。
逆に「禁じられているもの」が「ハラム(ハラーム)」で、食べ物では豚肉やその加工品、豚以外でもイスラムの教えに従った処理方法ではない肉類などがあります。
酒類やそれを使った保存料なども禁じられますが、みそやしょうゆのように発酵過程で多少のアルコールが発生する食品は問題ない場合も。
というわけで「ハラル食品」とは穀類や野菜、果物、魚、卵、牛乳・乳製品と、豚以外の教え通りに処理された肉類です。
しかし複雑な加工食品は判断が難しく、1970年頃マレーシアで、「ハラル」であると保証する「ハラル認証制度」が誕生。
現在は日本でも、国内の認証機関によって食品はもちろんレストラン、ホテル、化粧品などに至るまでハラル認証を得ているものがあります。
【答え】イスラム教徒用の食べ物。豚肉やアルコールを含みません。
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