宇野昌磨選手 「トゥーランドット」175.45点
試合で4回転サルコウを初めて決めて合計319.84点の高得点を叩き出し、優勝したイタリア・ロンバルディア杯とはうってかわり、宇野昌磨選手にとっては悔しいジャパンオープンとなってしまいました。
6日の公式練習後の囲み取材で「今日はまったく飛べませんでした」と反省の言葉を口にした宇野選手。「最近波が激しくて。9月のロンバルディア杯ではたまたまうまくいっただけで……。ジャンプがパンクしないように気をつけながら、安定した演技ができるよう頑張ります」とやや不安そうに話していたのが、試合にそのまま出た形に。冒頭の4回転ループは加点のつく出来映えだったものの、4回転サルコウの乱れや4回転フリップの転倒で少し気持ちが崩れてしまったようです。でも、難易度を上げて挑んできている今期、まだまだこれからです。宇野選手いわく「全然うまくいかなかった」。とはいっても、持ち前の表現力はやはり高評価で、演技構成点はハビエルに次ぐ88.34点。基本的には非常に演技が安定している宇野選手。開幕したばかりの今は気になる点を修正できるチャンスだと捉えて、調子を徐々にあげてきてくれることを期待しています。
ジャパンオープンでは練習から不調だったジャンプを立て直しきれず、4回転フリップで転倒。悔しさを噛みしめた表彰式での表情が印象的でしたが、平昌五輪に向けて「あの試合があってよかった」と言えるときが来るはず!