一見コワモテだが、中身は優しくダンディなジェントルマン。独特の張りと渋みのある声も笑顔もイイネ!イイネ!今回の“会いたい人”は、クレイジーケンバンド(CKB)の横山 剣さん。8月1日に、CKBデビュー20周年を記念したオリジナルアルバム『GOING TO A GO-GO』をリリースしました。3年ぶりのオリジナルアルバムとあって、ソウル、ファンク、ジャズ、ボサノヴァ、レゲエなどなど、多彩な音楽が爆発しているゴキゲンな1枚。8月25日からは、新譜を携えた全国ツアーも始まります!
――CKBデビュー20周年おめでとうございます。バラエティに富んだ20曲が詰まった3年ぶりのオリジナルアルバム、楽しく聴かせていただきました。
「ありがとうございます。ここ2年は、すでにある曲をベスト盤に編集したり、人に提供した曲をセルフカバーしたりして、ちょっと鬱憤が溜まっていたので、やりたいことが爆発しちゃって(笑)。気分としては、Departure=出発、飛行機が飛び立つような感じ。デビュー20年周年を迎えて落ち着くんじゃなくて、ここからまた20年の旅を始めるぞ!みたいな気持ちでレコーディングしたアルバムです」
――ご自身のことを“作曲中毒”だとおっしゃっている横山さんですが、曲が浮かぶのはどんな時ですか?
「いちばんメロディが浮かびやすいのは、車の運転中です。録音もメモもしないので、ほとんど忘れちゃうんですけど(笑)。脳内で鮮明に鳴り続けて、忘れずに残ったメロディだけが曲になる。自分の曖昧な記憶頼みでつくってますね(笑)。詞のほうは、自分の妄想とリアルをミックスして書いてます。あまりにリアルだと生々しくなっちゃうし、“これ、私のことでしょ?”と言われても困るので。たまたま読んだ本や、見ていたテレビからヒントをもらって勝手に想像を膨らませたり、何かひとつキーワードがあると、そこからエンジンがかかるような感じです」