四季の美しさを再現する和菓子。夏の夕べの笹に光をともすほたるの明かりを表現した、京都・和久傳の名品「笹ほたる」を家庭で作ってみませんか?
抹茶色の羊羹の中に、管状にくりぬいたほうじ茶ゼリーを入れて冷やし固めます。しっとりなめらかでつるんと爽やか。色味も食感も抹茶の鮮やかな香りも楽しめる、なんとも風情のある一品、食べてしまうのがもったいない気持ちになりそうですね。
下準備として、糸寒天を水に8時間以上浸して十分に戻しておき、抹茶は茶こしでふるっておきましょう。ふるうことで、抹茶液を作るときにだまになりにくくなります。白小豆を炊いて一からあんを作るのは手間がかかりますが、自分で炊いて練ったこしあんは絶品ですよ。『京都・和久傳 料亭のできたて甘味』より。
【材料 8cm×12cm×4cmの流し缶3台分】
■ほうじ茶ゼリー
・ほうじ茶 11g
・グラニュー糖 155g
・糸寒天 9g
・水 600cc
■抹茶羊羹液
・白小豆のこしあん(下記) 500g
・グラニュー糖 105g
・糸寒天 5g
・水 480cc
・抹茶液 [抹茶 12g/水 90cc]
■白小豆のこしあん(作りやすい分量)
・白小豆 250g
・白ザラメ糖 330g
・塩 1.5g
・水 適量